証券ディーラー

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証券ディーラーとは、証券会社の自社の資金を運用するプロの投資家です。運用している資金額は個人投資家に比べ大きいのが特徴です。「1カイ2ヤリ」と言って短期の日計り商い(デイトレード)を売買を繰り返し行うことで利益を積み重ねることを目標に日々業務を行っています。「1カイ2ヤリ」とは1円で買った株をすぐ2円で売るという意味で小さい値幅でも確実に利益を積み重ねていく証券ディーラーの特徴を言い表しています。

証券ディーラーは大手証券や外資系証券会社ではなく、おもに地場証券と呼ばれる小さな資本の証券会社に勤めています。これは1990年以降に大手証券やネット証券の台頭で収益基盤を徐々に失いつつあった地場証券が積極的に自社の資金を運用して収益を上げる経営スタンスへ切り替えていったためです。

証券ディーラーの運用額や報酬は

証券ディーラーの運用する資金額は個人投資家に比べて大きいです。個人投資家は自らの保有する資金から運用資金を捻出するわけでその額は数万円から数億まで様々ですが、証券ディーラーの場合はプロとしてある一定程度の運用資金を最初から付与されます。もちろん証券会社にもよりますし、証券ディーラーの経験や実績によっても変動するので一概には言えませんが、数千万円から数億、数十億円の資金を運用しています。

特に短期売買を基本としている証券ディーラーは、個人投資家よりも大きな資金で短期売買を繰り返し行っているので日本市場に占める割合は高く、その動向は日本株、日経225先物市場に大きな影響力を持っています。

証券ディーラーは非常に高い報酬を会社から給与としてもらっています。会社によって報酬率は様々であり優秀な証券ディーラーほどより報酬の高い会社へ転職していきます。

証券ディーラーは社員ディーラー、契約ディーラー、事業主ディーラーの3つに分かれ社員→契約→事業主の順番で報酬率が高くなります。一般的に利益に対して取引所に支払う場口銭(手数料)や取引を行う端末代を差し引いた額の10%〜50%ほどが報酬として給与が支払われます。

腕に自信がありどのような地合いでも利益を出し続けていける自信がある証券ディーラーは契約ディーラーや事業主ディーラーへなっていくのが多いです。しかし、社員ディーラーなら利益を出せず損失を出してもクビにはならず証券営業や事務職へと配置転換になりますが、契約ディーラーや事業主ディーラーは契約更新されずにクビになってしまう非常にシビアな仕事です。

証券ディーラーはどのような取引を行っているか

証券ディーラーの基本は「1カイ2ヤリ」とされており、101円で買った株が値上がればすぐに102円で売る取引を中心に行ってきましたが、東京証券取引所が高速取引システムArrowead稼働後、呼び値が小さくなったこともあり「1カイ2ヤリ」ができなくなってきたこともあり証券ディーラーの取引スタイルは短期売買だけではなくスイングトレードやロング・ショート、レンディング(貸し株)による空売り商い、プログラムによりアルゴリズム取引、コロケーションサービスを利用した超高速取引など非常に多様化しています。

また株式や日経225先物だけではなく、国債先物や為替も取引を行うようになっており、その運用スタイルはヘッジファンドと同等に成りつつあります。

証券ディーラーになるには

証券ディーラーは個人投資家とは違い自分で運用資金を用意する必要がなく、また自信の資産が減ることがないなどのメリットがあり、成功すれば大きな報酬を得ることができるため証券ディーラーになりたいと考える投資家も多数います。

証券ディーラーになるには、新卒でディーリング部がある証券会社に就職してディーリング部署に配属されるか、中途採用をしている証券会社に転職するかがあります。個人投資家でもトレード技術があれば中途採用されることもあり、トラックレコード(運用成績や損益を証明できるもの)によっては採用されると思われます。

現在もディーリング部があり、採用を行っている証券会社を調べて一覧にしたので興味がある方は証券ディーラーになることを考えてみてはいかがでしょうか。

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