年金(GPIF)の運用方法

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年金積立金管理運用独立行政法人(通称GPIF)は厚生年金や国民年金の積立金を運用する最大の年金基金で、国内外の債券や株式に分散投資しています。

GPIFが運用している資産額は2012年の6月末の時点で108兆1685億円となっています。

 

そんな巨大な資産額をどのように運用しているしているのでしょうか?

 

機関投資家はどのような投資行動を取っているか

 

年金資金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(通称GPIF)は、どのような割合で運用ポートフォリオを構成しているか公開しています。

 

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見て頂くと一目でわかるように、大部分は国内の債券(国が発行する国債や企業が発行する社債)で運用されています。

 

 

国内株式のポートフォリオに占める割合は11.82%程度しかないですが、運用資金が莫大である故、その影響度はとても大きいです。

その額は12兆7854億円にも上ります。

 

ですので、東京市場のマーケットに与える影響は巨大であり、その運用方法をよく理解しておかなければなりません。

市場では年金が最大の売り手?

GPIFは年金給付のために積立金の一部を取り崩す「キャッシュアウト」のニーズが2012年度は前年比37%増の8兆8711億円になると発表しています。   つまり2012年度中に年金給付のために保有している資産を売って、8兆8711億円を現金化しなければならない必要があると言っているわけです。   国内の株式も資産の内に占める割合分だけ売らないといけないので、それは即ちマーケットには大きな売り圧力になります。     GPIFは信託銀行等に運用を委託しており、実際の注文方法は特徴があるようです。 運用資産が年金資金という非常に公的なお金を運用していることもあり、出来る限りマーケットへの影響を軽微なものにするために様々な注文方法を取っているようです。   中でも注目したいのが、GPIFから委託された売り注文はダウン・ティックでは出されずに、株価が大幅に上昇した日などにアップ・ティックに売り注文を出しておく注文方法を取っているようです。   日経平均が海外株の上昇などを受けて、寄り付きから大幅な上昇から始まるが、その後大引けに掛けて、上げ幅を消していく値動きはGPIFの売りによる場合が多いと思われます。
海外マーケットに比べ、日経平均だけが弱い値動きをする要因はGPIFによる「キャッシュアウト」が原因かもしれません。

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